スティーブ・ジョブス

定説にだまされるな。それは他人が考えた結果に生きているのだ。

‐[1955-2011] アップルコンピュータ創業者 スティーブン・ポール・ジョブスの言葉‐

先日10月14日は鹿児島銀行さんの招きで講演に行ってきた。

たいへんお世話になりました。

鹿児島というところも経営品質活動がさかんなところなんだけど、「社員満足」が「顧客満足」を生み、潜在的な、今はお客様も気付かない「付加価値」を生みだしていくっていうドラッカー的考えは、正直なかなか浸透しない。

日本のように高度成長が長年続いたり、「付加価値」=「品質のいいモノ」っていう価値観が強ければ強いほど、このドグマ(定説)からのがれることは難しい。

なんでも機能が増えて、安くすれば売れてきたからね・・・この国では。

また、「日本のモノ」が世界を席巻してきたのも事実なんだよね。日本人はその「成功体験」の虜になって抜け出せないでいる。

そこに風穴をあけたのがこの天才、スティーブ・ジョブスだ。

シンプル イズ ベスト これを地でいくシンプルさ。必要な付加価値は有償無償のソフトのダウンロードでオリジナルなマシンに・・・わが家では、僕、妻、高校生の息子がそれぞれ iPad2 ユーザーだ。

まるで「2001年宇宙の旅」のモノリスのような無機質なボディ。

だれがこんなマシンを想像しただろう?僕らの青春時代、イケてるソニーのマシンは、小さいスペースにやたらボタンがところ狭しとならんで、メカ度を誇ったものだった。

このiPad2を見て、日本がモノづくりに狂奔してた時代は終ったって感じた。

いや・・・あの時代の日本人の方が異常だったのかもしれない。

本来、日本人はシンプルなものを好んできたはず。

不要な装飾を嫌ってきたはずだ。あの時代は、手に入れた欧米の技術をいろいろと使ってみたかったんだろう・・・と考えるようにしよう。

であれば!

時代がシンプルさへ回帰するこれからの時代は「日本の時代」となるかもしれない。

美人薄命・・・スティーブ・ジョブスほど時代を変えてきた男は現代には他にいないんじゃないかな?

スティーブ・ジョブスはまちがいなく現代のトーマス・エジソンだと思う。

彼がソニーの創業者、盛田昭夫を敬愛していたことは日本人として誇りだね。

 

僕らは残念ながら、ジョブスにはなれない。

せいぜいジョブスが「発明」したスマートフォンや、板きれみたいなコンピュータの恩恵にあずかるのが関の山だ。

でも、日々、ドグマや常識に縛られて、「わかったふり」して生きていくことを否定する勇気は学ぶ必要があるんじゃないかな?・・・・ジョブスがやったように。

僕らは、ジョブスみたいに「変人」扱いされて、孤立することをとても恐れる。

でもそれは、今の時代はかえって危険なことなんだよね。

「群れに埋もれて大量死」ってなことになりかねない。

鹿児島銀行の講演会でもこんな話をしたんだ。どれだけ理解してくれたかは疑問だけどね。

 

今、過去の成功体験とその常識にコリかたまった「経営者」って人種ほど、頭のカタい人種もいないかもね。

似たような人種は、「公務員」と「医者」と「政治家」くらいだろう。

あ、当然ながらこれらみんなが皆、そうだってわけじゃないよ!

公務員でも街づくりに燃えている人も知っているし、日夜研究に身を捧げる医者、医療制度と戦いあえて収益のあがらない医療をやっている医者もいる。

真剣にこの国を憂う政治家の友人もいる。

一般論として聞いてね。

ジョブスのスゴさ・・・それは究極の「自分教」の信望者でいられたことかもしれない。

本当にご冥福を祈ります。

 

 

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