ジャック・アタリ

「新しい貧困」とは、いかなるネットワークにも属さないことである。

かつて貧しいとは所有しないことであったが、将来は「何かに属さない」ということになろう。

‐[1943-] フランスの経済学者・初代欧州復興開発銀行総裁 ジャック・アタリ『反グローバリズム―新しいユートピアとしての博愛』より‐

ジャック・アタリは博愛的な経済論を主張するので、支持者も多いフランスの経済学者です。

その博識たるや、芸術の領域や文学にも及び、ちょっと日本ではお目にかかれない人物ですよね。

僕らは、「経済的発展」と「幸福」がイコールだと思ってこれまでやってきた。

でもそれは、マイケル・サンデル教授が指摘するように、「幸福」っていうものは社会的福利の非経済的な面も含む、もっと幅の広い概念なんだということに気付いてきたわけだ。

「自由主義」っていうものをとことんやると、能力の高い一部の人が豊かになり、多くの人は貧しくなるってのはいまの現実が証明してる。

それが「自由主義経済」ってものだろう?アメリカに追従するかぎり、この路線は変えられないだろうな。

僕が、息子を外国にやったのはこのうっとうしくて閉塞した日本の・・・主義主張のない、「ぬえ」みたいな肥満型で運動不足で、きょろきょろ周りを見回す国での「常識」を植えつけたくなかったからだ。

「愛」だの「夢」だの、こんな実体のない言葉が氾濫するのは、それが社会に見当たらないからに他ならない。

北朝鮮のメシも食わせられないのに「強盛大国の大門を開く」なんてバカげたスローガンを掲げるのと同じだろう?

子どもに与えなければならないのは、「競争のない教育」や「エスカレーター式の学校」なんかじゃない。

子どもに必要なのは、危険なリスクにあふれた社会で生きていく知恵と、多少の悪さに順応できる能力と、どんな国の人間とも「自由につきあえる」環境だろうと思う。

友だちにも、進学校トップのエリートから、中学でて鉄筋工として働く人・・・いろんな人がいる方がいい。

同質の人間とだけいると人間ロクなことにならない。

サラリーマン社会に長年いると「考えない体質」になるのは同質性っていう環境が及ぼす影響が大きいと思うぞ。テレビがだめになるってのは10年前から言われてるのに、それを理由に赤字なる大企業の社長ってのはいかがなものか?

多様性のある環境・・・そんな中にいると必然的に「知恵と知識」の重要さはわかってくると思うんだ。

日本人としてのメンタリティやアイデンティティもね。

これからのチャンスの時代、育っていく子どもの将来はバラ色だ!もう一回青春時代に戻りたいなあ!

 

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