芥川龍之介『侏儒の言葉』より

耶蘇(やそ:イエス様)「われ笛吹けども、汝ら踊らず」

彼等          「われら踊れども、汝足らわず」

‐[1892-1927] 東京市出身の小説家・俳人 芥川龍之介『侏儒の言葉』より‐

イエスは言った。「私が笛を吹いても、君らは踊ってはくれない。」

民は言った。「われわれはやってます。行動してます。結果がでないのはあなたの力が及ばないからだ。」

いま現在、政治でも企業でも、どんな組織でも同じような不毛な論争は続いている。バイカー修ちゃんもいま、これを書きながら、「らじる★らじる」で国会中継を聴いている。

2000年も前から、こんな不毛なことが続いているんだねえ・・・。

昨今、こんなことが会社でありました。

ある企業で、年間の社員教育のプログラムをわが社で受注する運びになった。

バイカー修ちゃんの会社、九州教具には、「ソリューション事業部」という事務機販売部門と、「ホテル事業部」という部門がある。

ホテルでは、お客様満足を高めるべく、社員に対しいろんな教育プログラムを実施している。

それは、スキルアップをはじめ、ホスピタリティマインド、茶道・・・これらは忙しい社員の時間を工面し、実行しているんだ。

みんな最初は・・・いやな顔、めんどくさい顔をする。でもね、自分の能力が上がることこそ、自己実現の第一歩だし、力がつくことが結局自分の喜びにつながっていく。

その学びから、「ソリューション事業部」では、お客様のお役立ちの第一歩は、社員力の向上にある!とこの教育プログラムを販売している。

コンピュータや複写機などの機械を売るのと違い、当社としてもリスクを負うビジネスだ。

でもこれこそわが社にしかできない「お役立ちビジネス」だと信じているんだ。

今回、そのお客様の経営者は、一年に及ぶ、「教育プログラム」を導入する決心をされた。費用も当然、安くはない。

ところが・・・現場の社員さんの反対でこれが保留になっちゃった。

理由は、「時間がない」というものだ。

経営者は、社員の能力と人間性の向上を目指して決断してくれたのに、現場の社員さんから「時間がない」ということで保留になる・・・。

これは、じつはよくあるパターンなんだ。

「時間がない」とはじつに便利で多機能で説得力のある理由だね。

でもね、これを口にする人で成功した人を見たことがない。

「時間がない」ってのは「自分は無能です」って言っているのと同じだと思うぞ。

その時間に忙殺されてる現状を打破して、一段上に上がるために「時間を使って」学ぶんだろう?

それをおろそかにすると、ますます「時間はなくなって」いくのは明々白々だろう?

山で木を切る木こりさんだって、時間をとって斧の刃を研がなきゃ木は切れない。

切れなくなった斧で汗だくになって、木を切っても能率は落ちる一方だ。

 

いま、あなたに「時間がない」のは、切れない斧で木を切ってる木こりと同じなのだ。

それを、「私は一生懸命木を切っているのに、余計なことはできません!」って言ってるのと同じなんだ。

できる人は、仕事を短時間で正確にこなし、時間をつくって、趣味に、勉強にうちこみ、ストレスの発散まで終えている。

我を忘れて、大事ないま必要な本質を捨てちゃいけない!

「忘れる」って字は、心を亡くすって書くでしょう?

教育費用を捻出するってのは、かたちを変えたお給料と同じなんだよ。

経営者にも言いたい!

従業員さんの「時間がない」を素直に聞いてちゃ、あなたの組織の発展はない。

人間は常に「多少の無理」を日常化してこそ進歩するんだ。

経営者ってのはその無理をよかれと思って推進することが仕事なんだよ。

それが経営者なんだと僕は思っている。

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