ゲーテ「ファウスト」高橋義孝訳編

――「太初(はじめ)に言(ことば)ありき」と書いてある。ここでもうつかえてしまう。さてどうしたものか――

己は「言」というものをそれほど尊重する気になれぬ。己の精神が正しく活動しているとしたなら、ここでは別の語を選ばずばなるまいな。

――「太初に意(こころ)ありき」ではどうであろうか。筆が滑りすぎぬように、第一行をじっくり考えねばなるまい――

森羅万象を創り出すものは「意」であろうか。いや「太初に力ありき」としなければなるまい。

だがそう書きながら、すでに何者かがそれでは不十分だと己の耳に囁く。

ああ、どうにかならないか、

――そうだ、うまい言葉を思いついた。こうすればいい。

 

――「太初に行(おこない)ありき」――

[1749-1832] ドイツの詩人・小説家・科学者 ヨハン・ウォルフガンク・フォン・ゲーテ「ファウスト」 高橋義孝訳より

みなさん5月病にかかってませんか?

5月病にかかっているのは国会と東電の方々だけでしょうか?

わが社の新入社員のフレッシュな面面はヤル気マンマンです。

 

来週21日の月曜日には日本で900年ぶりの金環日食が見られるそうですが、なんとなく天気悪そうですねえ・・・。

900年前といえば鴨長明や親鸞聖人が活躍したころだけど、彼らは金環日食見てないのかなあ?

900年前といえば平安時代末期の不穏な時代だったけど、今回もそうとう不穏な時代だよねえ。

やっぱり天変地異と天体現象は関連があるのかもしれないな。

 

あいかわらず日本も世界も「言葉」だけがおどっている。

ありもしないカネと欲望とタテマエと、失業を恐れるサラリーマン政治家の虚言と、考えもしない半公務員の大企業経営者のサル芝居で空回りしてる。

このユダヤ的「儲かりゃOK」世界もそろそろクライマックスだと思うぞ。

 

考えてみれば20世紀は、オスマントルコ帝国の崩壊に見られる19世紀的帝国主義の崩壊ではじまり、ある意味ヨーロッパ的価値観の「ファシズム」の嵐と、スラブ的なねじまがった「共産主義」でもめにもめ、彼らが滅んでアメリカを中心とした、ユダヤ的「カネがすべて」の世界が勝者となった世界であった。

それが21世紀には、ユダヤ的世界の崩壊ではじまったと言えると思うぞ。

とっくの昔に「ソ連」は崩壊したし、「北朝鮮」も中国っていう生命維持装なしには生きられない国なんだけど、あろうことかその中国ですら看板は「社会主義」で「人民共和国」なんだけど、中身はユダヤ的「カネとコネがすべて」の社会なので、自己矛盾のカタマリだっていうのが本当のところだろう。

 

日本は逆に、「自由主義」を掲げた社会主義国なのに、これも生半可な「ユダヤ的カネがすべて」ウィルスに毒されてしまい半死半生ってところだと思うぞ。

じつは「民主主義」ってのはもっとも腐敗しやすい仕組みだってことはいろんな人が言ってて、いずれ「無責任的言いっぱなし主義」に陥る運命にある。

今の日本がまさに優等生的にそれを証明しちゃったようなものだ。

日本人はなんでもマジメだからねえ・・。 

 

シロウトでも、うれない芸人でも、詐欺師でも、犯罪者でも、中小企業のオヤジでも、ドロップアウトした大企業のOBでも、スポーツ選手でも、無職でも国会議員のセンセイになれる国。

ある意味、「民主主義の理想郷」といえる国――ニッポン万歳!!

 

でもね、言いっぱなしで政治や経済がうまくいきゃいいけど、そうは問屋が卸さない。

ファウスト博士も言ってるだろ?

「太初に言ありき」・・・ではないだろ?って。

「太初に行(おこない)ありき!」だって。

この国の・・・どこに「行い」があるんだ?

 

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コメント(2)

ppさんいらっしゃい。
僕もよくわかりません。
日々ビジネスをしていると、やっぱりカネの大事さを痛感する毎日なんですよ。
わずかなカネかもしれないけれど、一所懸命に汗水たらして得た大事なおカネです。
その大事なカネをいとも簡単にばらまいたり、巨額の損失をケロっと(でもないんでしょうけど・・)だしたり、いったいどうなってるんだ!って怒りたくなるのは人情ですよね。
たまには吠えてみたくなるんですよね。

”そろそろ”クライマックス
あと1~2年後か
  10年後か 30年後か

クライマックス後
いきなり大規模崩壊か
ゆるやかに長期衰退か

”カネが全て”がこのまま順調に進む考えも一部に

だれでも”だと思うぞ”の段階で断定できないし
世界の流れに付いて行くしかないのかと
(世界を変えていくという人もいるでしょうが)

厳密にはカネが98%とか80%とか60%とか
国や人により様々なんですけどね

ユダヤ的カネが全ての後
魂の一番深いところを覗くような哲学、音楽、芸術が必要なんでしょうか?

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