橋元淳一郎

一個の素粒子「光子」が意識をもっているとすると、それはどのような世界を体験するだろうか?

相対論が正しいとすれば、光速に近づくにつれて、空間の縮みと時間の遅れは極限に達するから、宇宙空間を飛んでいる「光子」は、一瞬のうちに宇宙の果てに到達する。

つまり「光子」にとって、宇宙の大きさは0であり、流れる時間もまた0である。

つまり、「光子」にとっては時間も空間も存在しない。

「光子」にとっては「無」であるような世界の中に、我々は広大な空間と悠久の時間を見ているのである。

‐[1947-] 大阪府出身の物理科講師 橋元淳一郎『時間はどこで生まれるのか』より‐

前回より続く http://www.q-bic.net/biker_blog/2012/12/post-2376.html#more

悲観的な未来を選択しがちなあなた、前回のブログを読まれましたか?↑

別の観点から、なぜ人間は不幸感をもちやすいのだろうか?

言い方をかえると、なぜ幸福感をもてないのだろうか?

おそらく・・

「不幸感」は主観的であり、「幸福感」は客観的なものだからだろうな。

不幸感や劣等感は直観的だけど、他人を見たとき「幸せそう」に感じても、直観的に「幸福感」を感じることはほとんどない。

人間はもともと不幸感をもつがゆえに進化するともいえる。不幸感をエネルギーにしているともいえる。

今日の「光子」の例でわかるように、この世には「時間も空間もない」ものが存在するということだ。

おそらく幸せも不幸も人間が生み出した、感覚概念にすぎない。

おカネがなくても人生を楽しんでいる人もいるし、カネにまみれて欠乏感と不幸感を顔にだして生きている人もいる。

戦争や飢餓やホロコーストのような惨禍(さんか)にあって命を無くす人もいまだたくさんいる。

平和なこちら側にいる我々から見ると、それはまちがいなく「不幸」だ。

 

おそらく人間はそういう過酷な状況下では、意識のスイッチさえ過去の動物であった頃のモードに切り替える術を知っているんだろうと思う。

彼ら「不幸」の側の人間から見た我々こそ、人間の未来を象徴的に描いた傑作SF『未来惑星ザルドス』http://plaza.rakuten.co.jp/mirai/diary/200508290000/

の不老不死の感情も性欲もない未来人「エターナル」そのものといえるかもしれない。

 

幸せも不幸も感覚概念であれば、いまの世の中の不幸感・・・世界でもっとも物欲的に満たされた国家であるはずのこのニッポンで蔓延する「不幸感」は、未来人「エターナル」のように、自ら「幸福感」を想像できない我々自身の内面問題であると言えるだろう。

 

その証拠はたしかにある。

「幸福」の定義をもってない人があまりにも多い。

「経営理念」をもってない会社が8割もある。「理念」がないとは、存在意義もないってことだ。

そんな会社が存続できるほど、世の中甘くない。

みんなで自分自身の未来・・・物理的に言うと「時間の双方向性」で未来の時間軸から流れてくるパラドックス(多重)な未来の自分のどれを選択するか?という作業をするべきだ。

わざわざ「不幸」な未来を選んでどうするんだ?

でも「幸福」を定義できないと、「幸福」な未来を選択することはできないだろ?

ぼんやりと、「私はダメな人間」と思ったとたんに、あなたの潜在意識は「不幸な未来」を選択するんだから・・。

理解しましたか?

 

では、次回はあなたの人生を選択する「潜在意識」についてお話しましょう・・。

 

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コメント(2)

ppさんいらっしゃい!
まさしく禅問答状態ですよね。
たぶん時間を感じるというのは、ものごとを理解するうえで必要だから感じるのかもしれませんね。
もし一千光年先のなにもない空間にポンとやられたら・・宇宙服を着ていても時間なんて感じないかもですね。

“時間も空間もない”は普通のことでしょうね
生まれる前は、時間も感じなかったし空間も感じませんでした
人間になり時間も空間も幸福も不幸も感じるようになりました

死後の世界も時間も空間も感じないでしょう
ということは、“時間を感じる何かに”一瞬で移動してしまうのでしょう
100兆年後でも時間を感じないから瞬間移動ですね

“時間を感じてない状態”の時は時間を感じてないから、意識的には常に時間を感じてる状態だと思います

時間を感じる状態~時間を感じてない状態~時間を感じる状態
この繰り返しですね
“時間を感じてない状態”の時は瞬間移動ですから
“感覚的”には永遠に時間を感じる状態です
現実には“時間を感じてない状態”がほとんどなんでしょうけど

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