ジャック・モノー

社会主義の唯一の希望は、一世紀あまりそれを支配してきたイデオロギーの単なる《修正》というようなことではなく、それを全面的に放棄することである。

[1910-70] フランスの分子生物学者 1965ノーベル生理学医学賞受賞 元レジスタンスの左翼闘志 ジャック・リュシアン・モノー『偶然と必然』より

このジャック・モノーの『偶然と必然』は難解だけど、読むに値すると思うぞ。

前回のイデオロギーに支配される不幸 http://www.q-bic.net/biker_blog/2012/12/post-2378.html

をおさらいすると、日本や中国や北朝鮮はまったく体制もものの考え方も違うように見えるが、じつは「(他人の)イデオロギーに支配」されている状況は共通していると言った。

 

では、日本を見てみよう。敗戦までの大日本帝国の軍国ニッポンといまのふやけた平和ボケニッポンはまったく違った国に見える。

しかしイデオロギー論でいうと、「イデオロギーに支配」されていることでは共通していると言える。

「富国強兵」がイデオロギーの時代は勇ましく、「平和がイノチ」の時代は軟弱だが・・・

見かけの違いに惑わされちゃいけない。問題はその根幹なのだ。

それはなにも変わっちゃいないのだ。

「日本人」とは、宮崎駿さんの映画『千と千尋の神隠し』にでてきた妖怪「かおなし」なのだ。

あれはまちがいなく「日本人」を象徴的に表したものだと思うぞ。

相手が千ならどこまでも従順に・・・相手が横柄ならとんでもない怪物に・・・。

中国共産党は、長年「社会主義」なる独裁帝国で、人民を搾取しコントロールしてきたので、心理学には長けている。この日本人の陰と陽をよく知っている。

でもどこの軍隊も例外なく単純思考で、近視眼的なのに兵器という暴力装置を持っているので暴走しがちだ。それで失敗したわが国に学ぶという謙虚な思考はないだろうな。

 

いま非常にまずいことになりつつある。イデオロギーの暴走だ。

かたやわが国は、イデオロギー喪失の時代がもう10年以上続いている。

残念ながら・・・自分の頭で考えない人は、イデオロギーがなくなっても「別のイデオロギー」を探すという選択肢しかないことは、敗戦ニッポンの過去の歴史が証明している。

ここから導かれることは、日本は右傾化することは避けられないと思われる。

それに、暴走する隣人から身を守るにはそういう傾向も必要ではないかと思われる。

となりの国は「聴く耳」なんか持ってないことは歴史が証明している。

「対話を尊重して」なんて言うのはじつはなんにも中身がない学者と政治家のたわごとだ。

本当の「政治」とは暴力や脅しを使ってもコトを動かすのが政治家の役割だろう?

毒のないきれいごとだけ言ってるといつか他人の奴隷になってしまう。 

 

「社会主義」という名の全体主義国家は「暴力」を肯定してる。「暴力」で革命を起こして「人民」の国家をつくるなんて世迷いごとをいまだに言ってる。

「人民」が支配するから「独裁」でいいんだと。

そんなこと当の人民も世界の人も誰も信じちゃいない。

じつはイデオロギーが崩壊してるのは、日本だけじゃなくって近隣の独裁国家も事実上崩壊してるんだ。

末期の江戸幕府みたいなもんだ。あっという間に崩壊するだろう。江戸幕府やソ連共産党みたいに。

そう思ってないのは当事者と学者だけだろう。

世界はじつは、「信じてたイデオロギーが崩壊した」という混沌がこういう状態をつくりだしているといえるんだ。

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