ピーター・ドラッカー

「貢献」に焦点を合わせることによって、自らの専門分野だけはなく、組織全体の成果に注意を向けるようになる。

成果が存在する唯一の場所である外の世界(顧客)に注意をむけるようになるのだ。

-[1909-2005] ウィーン出身の米国の経営学者 ピーター・フェルディナンド・ドラッカー『仕事の哲学』より-

今日は4月1日。3月は、過去最大の利益率をあげることができた。

エイプリルフールじゃないよ。

だいたい年度末は官庁需要が年内でいちばん多いので、利益率は大幅に下がる傾向にあるんだ。

それが、この月に利益率が大幅に上がるということは大きな要因があるはずだ。

九州教具ではじつは「利益率」って言葉は使わないんだ。

わが社では「お役立ち率」というんだ。「利益」ってのはイメージがよくない。

利益とは、お客様からの「お役立ち」のバロメーターであるはずだ。

だからわが社では「売上高」って言葉もないんだ。

それは「価値高」とよんでいる。売上高とは、お客様から見た価値のバロメーターだからだ。

 

だから、僕に言わせれば「いいものを」「より安く」売ってはいけない。

それはせっかくの価値をたたき売ってることに他ならない。

「利益」を削って売ってはならない。

それは「役に立っていない」のと同じである。

 

トヨタのクルマがあれだけの技術を持ちながら、二流ブランドで甘んじているのはここに理由がある。

せっかくの社員の技術をたたき売る経営者の責任は重い。

まだトヨタはいい。メジャーな会社だからマスで利益を上げられる。

でもわれわれ中小企業はそれじゃやっていけない。

われわれ中小企業は、大企業トヨタではなく、たった2千人の社員で限りない孤高のブランドを確立しているフェラーリにならなきゃいけない。

中小企業でもメジャーに負けない戦略は、ここに学ぶべきだと思う。

僕は、人生の価値を学ぶためにクラシックバイクを磨き研究し、乗ってその価値を神髄を学びつつある。

クラフトマンシップが時代を超えた感動を与えるものは最新の技術ではない。

情熱が価値を生み出すんだ。そしてそれは色あせない。

 

大量生産と電子化は、おもしろくもおかしくもない、賢いガラクタを生み出す。

それがクルマ離れを引き起こしているとなぜ気づかないんだろう?

カネがかかるから買わないんじゃない。

カネを払う価値がないから買わないんだ。

 

僕はフェラーリかランボルギーニ、アストンマーチンでも買ってみようかな?

日本人が逆立ちしたってできない濃い価値がそこにあるような気がする。

イタリアのジウジアーロが設立した「イタルデザイン」とバイクの「DUCATI」をドイツのフォルクスワーゲンが買収した。

彼らドイツ人は気づいたんだな。

濃い価値は人間しか生み出せないってことを。イナカ者のイタリア人はイナカ者ゆえに天才だ。

きょろきょろ人のデザインをパクってばかりいて、素晴らしいエンジニアを抱えながら、「よいモノを安く」売るなんて前世紀の古い考え方の、トヨタの経営陣には考えもつかないだろうな。

僕はみなさんから怒られるかもしれないけど、よくあんなおもしろくもおかしくもない「作品」を次から次に生み出すあの会社の評価が高いのが不思議でならない。

あれだけ大量につくってるにもかかわらず、「素晴らしい!」と思ったのは「プリウス」だけだ。

プリウスは機能といい、おもしろさといい、独創性といい、トヨタには珍しくスタイルもいい!

僕はじつにトヨタらしくない傑作だと思っている。

 

まあ日本にはホンダやスバルやスズキ、デンソーやアイシン、カワサキやコマツ、ソフトバンクやキヤノンみたいに志の高い大企業もまだまだあるので、ぜひトヨタのような会社にならないことを祈っている。

本当の価値はなんなのか?

僕の考えに賛同してもらわなくったっていいんだ。

あなたがあなたの考えをもてばそれでいい。

他人の考えに感化されない自分の考えをね。

 

 

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