ニコラス・スパイクマン

国家は、「他国が自分たちを守ってくれる」という紙に書かれた約束に頼るべきではない。

条約上の約束など、実際の状況に直面した場合には、いくらでも解釈を変えることができるのである。

-[1893-1943] 米国のイェール大学の政治戦略学者 ニコラス・スパイクマンの言葉-

憲法改正の論議が起こっている。

アカデミックな憲法学者や、左翼系、理想主義者は批判する。

「戦争を放棄する」ような神々しい憲法は他に例をみない。たしかに素晴らしい精神だ。

アメリカ人は、敗戦国の憲法は理想主義で書いたけど、自分の国の憲法はそうなっていないようだぞ。

「世界に例をみない理想主義的憲法」ってのは、言い方を変えるとあまりに非現実的で、現実性に乏しいということに他ならない。

 

平和を口にすれば平和であり続けるってのは、論理的にまちがっている。

現実世界に犯罪者がうようよしているように、世界にも犯罪者的国家はやまほどある・・・これが現実だろう。

人間が基本的に動物であり好戦的である以上、「平和」を望むのであれば、十分な抑止力=軍事力を持つ必要がある。

僕は理想主義者だけど、現実を踏まえての理想主義者だ。

理想の中に生きて現実を見ない人の意見にはくみしない。

 

日本がこれまで平和だったのは、アメリカ核兵器と、強力な軍事力でが守ってくれていたからにほかならない。

 

憲法は聖書や経典やコーランじゃない。

あくまで「現実社会に生存していくため」の原理・原則だ。

国の基本は、国民の財産と命を守ることにある。それもできないような国なら、税金を払う意味もない。

わが国の外交交渉が稚拙だとか、軍事力に頼らない外交をするべきだとか、学者先生がテレビでのたまうが、経済学者が経営者ではないのと同様に、憲法学者は外交官じゃない。

軍事力の伴わない外交なんてありえない。

 

国家のやりとりは、グローバルな「いじめ」と同じなんだ。

強いものが主導権を握る。弱肉強食の論理なんだ。

ノーテンキな平和論議は、教会かお寺でやってくれ。

どうか、自分で自分の国家を守れるまともな国になってほしいと願っている。

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コメント(4)

たごさくくんおはよう!
今回のたごさくくんのコメントはいつもと違い気合がはいっていますね!

そうなんです。平和が尊いと思うのは日本国民みな同じですよね。
僕だって海軍さんだったお爺ちゃんは二人も亡くなってお婆ちゃんたちは結婚もせずたくさんの子供を女手ひとつで育ててきたから、いまの僕がいるんですよね。

でもね、「軍隊がなければ戦争はない」って論法は根本的におかしい。「警察がいなければ犯罪は無くなる」って言ってるのと同じです。
そんなことありえないですよね?
世界には力関係で、外交を考える国がほとんどなんです。
時代劇だって、金持ち庄屋は盗賊の餌食になるって相場は決まっています。

自衛隊の方々は本当に真面目に職務に取り組んでおられます。
もっとアメリカ軍人のように誇りを与えてあげたいと思いますね。
今の日本は戦前の未成熟の国家とは違います。
スパイクマンの言うようにもう自立した国家となるべきだと思います。

松さん、おはようございます。
池上彰さんの本はおもしろいですよ。内容もじつに的確。

中国・・・、中国もたぶんあえいでいるんですよ。
僕らが思う、恐ろしい中国、拡大主義の中国ってのもアメリカの描く中国だと思います。

中国は自らの体制と、13億の民を食べさせる苦労にあえいでいるんだと思います。

こんにちは、修さん。

憲法記念日に良いテーマだと思います。
日本はかつて戦争の悲惨さを身をもって嫌と言うほど体験しています。多くの人は誰だって平和が良いですよね。戦のない太平の世には僕もあこがれます。
しかし、極論すると平和主義の名のもと自分の身を守る権利まで放棄するという考えはどうもおかしい。現実として今も世界のどこかで戦争や武力紛争が起こっていて、「悪の枢軸」、「ならず者国家」、「テロ国家」などの常軌を逸した国家、無政府状態、無秩序状態にある危険な国や地域、一般的な正義や良心さえ通用しない世界が存在します。
日本も戦争放棄、平和主義の理想を宣言したとしても、いつ問答無用に戦に巻き込まれても不思議ではないし、起こったときに身を守る力や術を行使できない状態はとても危険。合戦場に民を丸腰で置き去りにするようなものです。

少し口が過ぎたかもしれませんがご容赦下さい。

暇つぶしに池上彰さんの中国に関して書いた本を読んでます。(題名すら良く解ってないですがww)
この本読んでいると、毛沢東が君臨していた頃どんな理由で中国がどの様な状態だったか解りやすく書いてあります。

国ってまだまだ常識的に思う国家とかけ離れている国がいっぱ存在する事が解りますね~

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