ピエール・ブルデュー

「趣味」という文化的欲求・イデオロギー、科学的観察は文化的欲求がじつは教育の産物であることを示している。

それが家庭的環境(「階級」)や教育程度の違いによって選択も異なるという事実を世間は認識していない。

「階層」というものは、学歴、所得、生まれ、仕事内容、社会的地位などで構成される社会集団のことで、マルクスが言っていたような単純化された階級とは異なるのだ。

[1930-] フランスの社会学者・哲学・文学理論・社会学・人類学 ピエール・ブルデュー1990年著『ディスタンクシオン(区別・判別の意):Distinction』より

みなさんお久しぶりです。

「バイカー修ちゃん・今日の一言」久々の更新です。たいへん申し訳ありません。

バイカー修ちゃんの会社、九州教具グループは7月末決算で、増収増益は確実となりました!

8月からの今期は更なる飛躍を目指しますのでよろしくお願いいたします。

さて、今日の一言はちょっとわかりにくいかな?

 

先般、大学で先生をしている女性とFacebookで話してて、ちょっとした悩みを聞いているときに、「ピエール・ブルデューのディスタンクシオンを読むといいいよ!」って答えたんだよね。

それでふと・・・バイカー修ちゃんでピエール・ブルデューの言葉を紹介したことないなと思ったわけです。

単純に言うとね、人間の趣味は無作為にはじまるのではなくて、そこに教育・階級(ちょっと日本人には抵抗ある言葉だけどね)が根深くかかわるというんだね。

例えば、バイカー修ちゃんのように「読書」が趣味(っていうより中毒にちかいけどね)っていうのは、思い起こせば、僕の母が「本ならどんな本でもいいから買って読みなさいって、貧しいながらも「本」と名のつくものは、たとえ「少年マガジン」でも「ウルトラマン怪獣大百科」でも、「チボー家の人々」でもなんでも買ってくれた。

「読書は人間を立派にする」と言っていた。

僕は中学校をサボっても、県立図書館には通っていた。

社会人になっても、本代に月、数万円使っていて、これはいまでも続いている。

ゴルフが趣味の人は多い。

これもまた、ゴルフというスポーツを通じて、共有できる「階級」と、社会的ステータスと、極めて少ない社会的に公認された「遊び」というステータスに魅力を感じるということもあるだろう。

僕がまったくゴルフに興味がないのは、父がゴルフの「特権的階級」の匂いを毛嫌いしていた影響は大きいと思う。

 

また、僕がバイクに異常に執着するのは、バイクのもつ反社会性、解放性、自由というアウトローなイメージに憧れ、いま自分が所属している(と仮定すると)堅苦しい「階層」から抜け出したいという願望があるからだと思うぞ。

趣味をコロコロ替える人は、自分の居場所がわからない人かもしれないね。

個人的には、趣味は狭く深いほど、幸せ感は大きいと思うな。

オフタイム・・・僕は、磨きあげた新車のごとき(いやそれ以上だな)ヴィンテージ・バイクを目を細めて見入り、まるでそれが、女性のなまめかしいボディライン(いやそれ以上だな)のごとく感じ、魅入ってしまう。

それに乗ることによって、たしかに「自由」を感じ、ライディングがスポーツとなり心地よい汗をかく。

つねにほとんど一人の世界だ。

自然の大気から、山の樹木から、ダムの水からエネルギーを吸収し、燃焼し獰猛なサウンドを奏でるエンジン。

大いなる緊張感を強いられ、握るハンドルバーと前傾姿勢の辛さに耐えることで、バイクをディストレビューターにして自然のエネルギーが身体に満たされていくのがわかるんだ。

バイクがこの世でもっとも美しい陸上のマシンだって、刷り込みはまちがいなく父の影響だと思うな。

深い趣味をもてたからこそ、いまの僕があるのはまちがいない。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.q-bic.net/mt4/mt-tb.cgi/2205

コメント(4)

おお!松さん、ついに夢に向かって始動しましたね!
Z1300は松さんを待っている!

あのころは、夢のまた夢、僕らが日本製であるのに日本で売らないバイク・・・日本人が造っていながら、アメリカ人やヨーロッパ人が乗るバイク・・・ナナハン以上のスーパーバイクに乗れるなんて思いもしなかったですね。

それがいま可能になりました。
問題は、おカネよりも体力・・・そういう年齢にもなってきました。
夢の実現は早い方がいいですよ!
カミさんとサイフと体力の三重苦がくる前に!

ppさんいらっしゃい!
学生のころバイクに乗ってるのは不良ばかりだったですね。
わたしのまわりも圧倒的にそういうやつが多かったような気がします。
そのとんがった連中も今頃は・・・普通のオジサンになってたりしてますが(笑)

ppさんのマーラーへの愛もそうとうなものですね。
文章をみてわかります。
その意味で僕らは「同じ世界の人」ですよ!

若いころははしかみたいにみんなバイクに興味をもったりするものです。
しかしこの歳になるまでマニアックでいられる人はそうはいない。
ppさんのそうとうマニアックな人だとお察しいたします。

つまり・・・幸せな人なんですよ。

ども!修さん
私は、元来怠け者で趣味に没頭しても限界を感じるとそこで止まって、中名狭く入り込んでいけないたちの様です。

ま、それでも750乗りたさの限定解除や大パワー出してみたくて上級の無線免許取ったりまでは行くんですけどね・・

でも、趣味ってやっぱり良いですのね~ 今日久々と言うか30年ぶりに6気筒の雄たけびを聞きました。30年前聞いたのはノーマル6気筒ですが、集合管の雄たけびです。

詳細は後日・・・・Z13に腰痛の中年は似合いません! 体鍛え直します。

バイクに乗る人のイメージ
運動神経のいい人、ケンカの強い人
眼光の鋭い人、集団行動をして上下関係の厳しい人たち
そんな印象でしたね

威圧感があり、傍に寄りたくない感じで避けてましたね

バイクや車は若者が好むメジャーな趣味だと思ってました
一方、音楽などは軟弱青年のイメージでした

私はマーラー交響曲5番を好む退廃軟弱青年でした
何しろ第一楽章から葬送行進曲ですからね
真夜中に部屋の片隅でマーラーの退廃と二重人格とエロの複雑に絡み合うサウンドで官能に震えてました

マーラーの交響曲5番の第一、第二楽章を聞くなんて、車やバイクが趣味の人に比べると遥かに異常ですよね
昨日もマーラーの交響曲5番の第一楽章、第二楽章の複雑怪奇なサウンドに酔いしれてました

ハーレーのバイクが素晴らしいという人は普通に聞きますが、
マーラーの交響曲5番の2楽章が素晴らしいと言う人は見かけませんね

コメントする

月別 アーカイブ