黄長燁(ファン・ジャンヨプ)

なぜ民主主義者を自任する人々が、最悪の独裁者と国交正常化を急ぐのか?

これは自らの利益のために国民の目をあざむいているにすぎません。資本主義社会の政党政治の最も悪い欠点です。

しかし、いくら周辺諸国が手を替え品を替えしても、肝心の金正日(キム・ジョンイル)の本質はまったく変わらない。

-[1923-2010] 北朝鮮の元最高人民会議議長 黄長燁(ファン・ジャンヨプ) 2007年9月の発言-

あまり政治ネタを書きたくないけど、今回北朝鮮でおきたナンバー2の張成沢(チャン・ソンテク)粛清事件には驚いた。

まあ、金正恩(キム・ジョンウン)第3代最高指導者(国防委員長らしいけど、この国の肩書はいいかげんだからあまり意味がないよね)のおじさんだとか、お父さんの金正日(キム・ジョンイル)将軍の側近だったとか、いろいろおもしろおかしく報道はされているけど、例によって中身のある報道は皆無だと思うぞ

しかし、今日のひとことの黄長燁(ファン・ジャンヨプ)さんが朝鮮労働党書記というナンバー10くらいの高官でありながら1997年中国へ亡命した。そして余生を脱北者として韓国ですごしたわけだ。

この見せしめとしてあろうことか金正日将軍サマは、黄氏の親族・関係者を3000人も(!!)処刑・強制収容所に送ったという事件は20世紀末の恐怖政治としてスターリンや毛沢東を思い出させたよね。

まるで中世英国の暴君ヘンリー8世か、戦国時代の暴君織田信長公の現代版だなこりゃ。

これでもオドロいて、あまりのヒドさに新聞すら実態を書くのをためらっていたくらいなのに、今回の張氏の粛清は、「機関銃でハチの巣にして、火炎放射器で骨まで残らない」ようしたんだと!

おまけに、ナンバー2の粛清なんで、その影響は二万人(!!!)の処刑・収容所送りだと!!

まあこの張さんそのものも、世界が21世紀になろうかというときに「深化組事件」という2万5千人に及ぶ大粛清を指揮した張本人(シャレじゃないよ)なんだから、自業自得だって声もあるけどね。

ただでさえ飢餓がおきてこの冬を越せない国民が何百万人もいるというのに、強制収容所なんかに送られるということは「死」を意味することにほかならない。

こんな国と「話し合いで交渉」することがどれくらい無意味で現実感のないことなのかは子どもでもわかる。

こんな国が核兵器を持っている(らしい・・)ことがどれくらい恐ろしいことかはみなさんのご想像におまかせする。

亡くなった金正日将軍サマはヒトラーを崇拝してたらしいけど、少なくともヒトラーはワイマール後のドイツを豊かにした。ドイツを世界第一級の科学技術大国にした。

しかしこのキム親子三代はどうだろう? 彼らが北朝鮮を建国して「地上の楽園」にしかことなんか一度もない。北朝鮮こそ「地上の地獄」にほかならない。

これに比べりゃ、サダム・フセイン王朝下のイラクは天国と言えたんじゃないか?

北朝鮮の人民ほど不幸な国民はいないんじゃないかと思うぞ。

中国からも見捨てられアメリカや日本にすり寄る北朝鮮、逆に韓国が中国の影響下に取り込まれ反日反米化しつつある。

そして中国と日本・アメリカの一触即発の緊張関係・・・。

こんな背景の中で、政府自民党は軍備拡張とスパイ摘発法を可決させた。

ある意味、国家としては当然の措置なのかもしれないが、不安でたまらないのは僕だけだろうか?

 

誤解を恐れずに言うと、北朝鮮の強硬さと、中国の独善性と、日本の表と裏の顔の面従腹背さはみな「アジア的な共通性」があるように思う。

みかけは違っても、根っこの心理は共通してる。

日本だって、かつては今の中国のように独善的だったし、北朝鮮のように意味不明の強硬さをもってたじゃないか。

 

そして三つの国に共通するのは・・・ぜんぜん論理的じゃないことだ。

こんな国同士が「お隣さん」なんだから「話せばわかる」はずもない。

国を強化して脅しにまけない国づくりが解決法なら・・・将来は絶望的だな。

国外に移住するしか手はないか・・・。

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