現代人の生活の基盤である、家・建築物、衣服、食糧、紙、家具、上下水道、化学・薬品類、道路・鉄道・船舶などの「最も基本的なモノ」の生産には、膨大なエネルギー投入が必須である。
世界全体、あるいは日本全体でも、このモノの生産に全エネルギー消費の半分があてられている。
-石油天然ガス・金属鉱物資源機構首席エコノミスト 石井 彰 20114月の言葉-
とうとう東日本大震災から、まる3年がたってしまった。
安政時代の東海・南海大地震を記録した『安政聞録』に書かれたヤマサ醤油七代目の濱口梧陵(はまぐちごりょう)の言葉を紹介してから・・・はや3年。


日本の復興は遅々として進まず(だれが見たって進んでないだろう?)被災者の方々の心痛が癒えるのはまだまだ先のことのように思える。
なんか、このことから目をそらすために隣の国々といさかいを起こしているんじゃないかとすら思える。
まあ、隣の国々もそれぞれ、たいへん難儀な問題を国内に抱えているので、妙にわが国と利害が一致して互いに緊張をあおって国民の目を国内問題からそしているんじゃないか?って勘ぐりたくなる。(けっこうマジに思ってたりする)

しかし日本の抱えている問題はとてつもなく大きい。
なんといっても「福島第一原発事故」はまったく解決していないし、そのめどすらたっていないのが現実だ。
放射能汚染水のダダ洩れ状態は恒常的に続いているし、これで被災した子ども達に甲状腺ガンが現れたりしたら(現に現れている・・が因果関係は認められていない)それこそパニックだ。
もう隠しようにも隠せないレベルになっている。

この調子でいくと、2020年開催予定の東京オリンピックじゃ、ボイコットする選手や国が出てきかねないだろう。
工業製品はおろか、農林水産物に至るまで、経済的損失は甚大だ。
いったい政府はなにをやっているんだ?

しかしここで日本国に文句を言うのが今回の目的じゃない。
それでも、日本国は1億2千万の国民を食べさせていかなきゃならない。
僕は、日本の原発は可能なかぎり再稼働させて、いまのエネルギーコストを当面下げて、日本国の対外貿易収支のバランスをとる必要があると考えている。

大方のみなさんから「なに言ってるんだ!バカヤロー!!」って言われるのは覚悟のうえだ。
このままいくと株式会社日本国は、数年でたちゆかなくなる。
こりゃ、赤字を続けて手をうたないと、会社だって家庭だって、ギリシャやポルトガルだって破産するのだ。

感情的に「反対」なのは僕だって同じだ・・・。福島に被災した友人だっているんだ。
冷静に具体的に考える必要がある。もう3年もたってるんだからね。
みなさんも冷静になって、自分がこの国の「経営者」だと思って読んでください。

わが国は全エネルギーの半分をモノの生産に消費してる。そしてそれを売って生活してるんだ。
これには、「安くて大量で安定的なエネルギー」の供給が絶対条件だと思う。
それは、生産だけじゃなくて僕らの生活にも絶対必要だ。
いまは、濱口梧陵の時代より、人口は約4倍、都市部に人工の8割が集中し、都市そのものは自分たちの排泄物・廃棄物の浄化はまったくできないし、食糧ですら自給できない。

いまのままの日本じゃ、経済の復興もありえないし、株価も国債も暴落し、われわれの財産も紙クズになりかねない。これは冗談じゃないよ。
戦争に負けたときにも日本国民は経験してるんだよ。経済の復興は国民生活と直結してるんだ。
その意味で福島の事故は国民全員にのしかかってることなんだ。
威勢のいいことばかり言っている首相も、カネが続かなきゃ戦争だってできないんだ。

僕らの「あたりまえの生活」は膨大な電力によって維持されてる砂の城みたいな危なっかしいものなんだ。日本の「普通の生活」レベルは、世界の大方の国から見たら「ぜいたく三昧の生活」だ。
皆さんは、「普通の生活」ができなくなってもいい覚悟がありますか?

原発を稼働させるっていってもそれは限度がある。
当然、新しく原発を造るなんてありえないし許されない。
いま、残された原発だって耐用年数が40年として、あと20年くらいでほとんどが廃炉だ。

その間に、国費をつぎ込んで「再生可能エネルギー」の開発や「超高性能ロボット」の開発を国策にすべきだろうと思うぞ。

それまでは、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで」、いまの現状を復帰させ日本国を健全にするしかないと思う。
たくさんの方から、「バイカー修ちゃんの考えを聴きたい」と言われていたので、3年という節目というこの時に、書かせていただきました。

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