子供――発達段階の前、母親の胎内にあったときは感情ももたず、観念ももたない。
わずかに感覚があるだけだ。
かれは自分が存在しているということさえ感じていない。
‐[1712-78] スイスの哲学者・音楽家・作家 ジャン・ジャック・ルソー『エミール』上巻第1編 今野一雄:訳より-
最近、日本人は二極化してるなって思います。
「最近のワカモノは」なんて単純なもんじゃなくてね。
あらゆる世代にそれを感じる。

つまり、ルソーの言う「子供のころ、母親の胎内にいるときはなんの感情も観念もなく、ただわずかな感覚」だけがある。
あらためてこれを読んだとき、日本の社会は「母親の子宮化」してるんじゃないか?
って気がした。

いごこちのいい家庭、いごこちのいい会社・・・それがいま壊れていってる。
閉じた容器の中で生きていて、その中でだけで満足してる。
だから外の世界に行こうといない。
だから新しい世界に行こうとしない。

はやく閉じた容器から出て、「わずかな感覚」から飛び出して、感情や観念に目覚めないと。
それができてる人と、それができてない人が日本人のあらゆる世代にいるような気がする。

会社を定年退職した人にも感情の希薄な人がいっぱいいる。

あらゆる世代が新しいことにチャレンジするべきだと思うぞ。
見守ってくれる人は必ずいる。

最近、ラジオで聴いた福山雅治さんの「道標」って歌に久々感動した。

「人に出逢い 人を信じ 人にやぶれて
 人を憎み 人を赦し また人を知る
 風に吹かれ泣いて笑い 生きるこの道

 あなたの笑顔 それは道標 風に吹かれて 走っています
 あなたがくれた この生命の道を

 わたしはこの手が好きです 
 ほら・・あなたによく似ている

 わたしたちを育て 旅立って行った
 あなたの その手が好きです」

って僕には聞こえました。
これ聴いてて、亡くなった母を想いだし、クルマの中で号泣してしまいました。

自分にまだ・・・こういう感情が残っていることにほっとしました。

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コメント(2)

ppさん、おはようございます。
いつも示唆にとんだコメントをありがとうございます。
たしかにそうでしょうね。あまりにもうまくいった時期も長かったけど、うまくいかない時期も長かった。

高度成長とバブル後の停滞の次期は同じくらいの長さですよね。
僕も「動いてうまくいった」などとは思っていないんですよ。
わが社も過去に大きな失敗があって、「動かざるをえなかった」というのが本当だと思います。

動かなければ吹っ飛んでいた・・・。
しかしこの状況はみな同じなのではないでしょうか?
じっとしててもいつかはじっとしていられない時が来る。
動く覚悟は自分自身でするしかないのですからね。

政府がデフレ円高政策を長期間やってきた結果だと思います
下手に動かずに日本円を握り締めているのがベストな状態が長く続きました

ここにきて円安インフレ政策に転換し、少し投資など外向きに攻める人々が増えてきましたが、まだまだ日本円を握り締め節約に励んでる人が大多数でしょう
とにかく節約辛抱で家の中に閉じこもり、お金を使わないことが生き残るベストな選択であるというのが国民や企業に根付いてしまいました

株や土地の値段が下がり続ければ、不景気を予想して企業も人も閉じこもるのは当然のことです(元気なところもありますが一部です)
動けばほとんどの人が失敗する状況が長期間続きました
この萎縮した国民の心を変化させるためにアベノミクスを辛抱強く継続していってほしいです

動いて成功された方から見れば萎縮した人々を不思議に思うでしょうが、動いて失敗して自信喪失になった人々が多いのです

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